外国⼈技能実習制度における養成講習

  • 2022.11.03 公開
  • written by IKEDA

技能実習制度において、それぞれ養成講習を3 年に1 度受講します。
監理団体、指定外部役員・外部監査⼈、実習実施者(受け⼊れ企業)毎にまとめました。
介護職は固有要件となるので、以下の記述は参考にできません。

受講証明書について

監理団体、指定外部役員・外部監査⼈が受講する監理責任者講習の受講証明書は監理団体の許可申請の時点で提出が求められます。

技能実習責任者講習は技能実習認定で必要となります。

養成講習は養成講習機関が⾏うのですが、厚⽣労働省

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/000r0158734.htmlを参考にしてください。

機関によって⾦額も様々です。
受講から約1 週間で送付されます。

① 技能実習責任者

・過去3 年以内に技能実習責任者講習を修了した⼈

・技能実習を⾏わせる事業所毎に選任

・申請者または常勤の役職員

・⾃分以外の技能実習に関与する職員を監督できる⽴場の者

・技能実習指導員、⽣活指導員等を監督する⽴場であるので信じ職員を選任することは認められない。

技能実習責任者は、技能実習に関与する職員を監督し、技能実習の進歩状況を監理します。

以下の事項の統括管理を⾏います。

1.技能実習計画の作成

2.技能実習⽣が修得等をした技能等の評価

3.法務⼤⾂及び厚⽣労働⼤⾂若しくは機構⼜は監理団体に対する届出、報告、通知その他の⼿続き

4.帳簿書類の作成・保管、実施状況報告書の作成

5.技能実習⽣の受⼊れに関する準備

6.監理団体との連絡調整

7.技能実習⽣の保護

8.技能実習⽣の労働条件、産業安全及び労働衛⽣

9.国及び地⽅公共団体の関係機関、機構その他関係機関との連絡調整

監理団体 指定外部役員

外部監査⼈

実習実施者

対象者 監理責任者 監査を担当する職員 技能実習責任者 技能実習指導員 ⽣活指導員

講習の種類 監理責任者講習 技能実習責任者講習 技能実習指導員講習 ⽣活指導員講習

受講の義務 ○ Å~ ○ ○ Å~ Å~

優良要件への加点 Å~ ○ Å~ Å~ ○ ○

② 技能実習指導員(指導担当)

・申請者または常勤の役職員であって、技能実習を⾏わせる事業所に所属する者

・技能実習⽣に修得させようとする技能について、5 年以上の経験を有している⼈

養成講座の受講は義務ではないですが、技能実習認定申請の時点で選任している必要があります。

③ ⽣活指導員(⽣活の指導を担当)

・申請者または常勤の役職員であって、技能実習を⾏わせる事業所に所属する者

⽣活指導員は、技能実習⽣の⽇本での⽣活上の留意点について指導するだけでなく、⽣活状況を把握するほか、

実習⽣の相談に乗るなどして、問題の発⽣を未然に防⽌することが求められます。

事業所には1 名以上を選任します。

④ 技能実習責任者、技能実習指導員及び⽣活指導員は各々に求められる要件を備えた上であれば兼務可能です。

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